コメの値段・・・切実です![]()
1地区Hさんからのお便りです
少し前からスーパーでもコンビニでも店頭にお米の袋が山積みになっているという異常な事態が出現している。5kgあたり4千円台が当たり前。思い出して欲しい。2年前までは長くずっと千円台後半だったのだ。
中には農家はウハウハだろうと勘違いされている方もいるかもしれない。私は米作農家の育ちである。小学生の頃は落穂ひろいをした。一握りの落穂で、1円にもならなかっただろうが、父は10円をくれた。それでコッペパンやアイスキャンデーを買った。中学生の頃は耕運機で田を耕した。田植えや稲刈りは技能、熟練が必要で傍らで運搬の手伝いしかやらせてもらえなかった。
さて、農協(JA)との関係である。農家は生産に必要な種、苗、肥料、農薬、農機具等すべてを農協から購入する。生産物は自家消費部分を除いてすべて農協に買い取ってもらう。値段は農協が決める。我が家の納屋は1階も2階も一年に何日も使わない農機具だらけ。すべて農協から借金で買う。毎年春、1年の生活費は秋の米の収穫を担保に農協から前借りする。秋の収穫で返済する。この繰り返しである。生活すべてが農協にがんじがらめ。経済面だけではない。
私の小学4年の時の県知事選、農協が応援する候補(自民)に対し、父は乳牛を飼い始めたこともあって酪農組合が推した保守系無所属の候補を義理で応援した(元来政治には関わっていない)。農家ではない隣部落の数軒に「戸別訪問」した。狭い農村、すぐに発覚、通報され、20日間近く拘置された。親戚からは2年近く村八分にされた。農協推薦だったらこんなことはなかった。選挙は父の応援した候補が勝ち、4年後自民公認で今度は農協も推薦、10数年の長期政権となったのだが。政治面でも農協は農村を支配していた。
あれから60年。たまに帰る実家付近は様変わりしている。減反が進み、農地は区画整理されている。専業農家はほとんどいなくなった。農協支配は従来ほどではなくなってきている。父を継いだ私の弟は会社勤めをしながらの兼業農家、一部自分で販路を開拓している。生産も自由に外部委託している。農協は今や金融機関主体だ。しかし、長年続いてきたJA、農水省、自民党農水族の鉄のトライアングルはいまだに強固だ。
2年前の秋、農家の手取りは5kgあたり千円に満たなかった。それが消費者に届くころにはなぜか3千円になり、4千円になった。JAをはじめとする中間流通機構の闇が問題なのだ。JAの擁護者、生粋のトライアングル申し子の鈴木農相に果たして期待することができるか。
米の値段・・本当に切実です。私の妻も兼業農家の育ちで私の祖父は専業農家でしたので、この話よく分かります。
言われる通り、中間流通機構の闇が問題なのでしょうね。小泉さんには期待していたのですが・・・・
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